地殻歪には永年変化と地震に伴う急激な変化の2種類があり,前者は地震エネルギー蓄積状態,後者は地震発生のメカニズムに関する重要な情報を与えるものである.歪変化の連続観測には従来5~100mの長さの水晶棒,あるいは特殊金属棒を本体とする伸縮計が用いられてきた.しかしこれらは,きわめて変化速度の遅い永年変化に適しているが,地震に伴なう急激な歪変化の観測値はあまりにも大きな分散を示し,その中のある値については理論では到底説明のつかないほど大きな値を示している.われわれはこれを,伸縮計の構造とその設置方法が地震時の急激な加速度に対して持つ“弱さ” にあると考え,この弱点を持たない新型の歪計を開発し,地震...
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